ブログ

2025.09.26

【豆知識】家電が長持ちするお手入れ方法 ~プロが教える賢いメンテナンス術~

冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、掃除機など、私たちの暮らしに欠かせない家電は、毎日の生活を支えてくれる大切な存在です。しかし「まだ使えるのに壊れてしまった」「思ったより寿命が短かった」と感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、家電の寿命は日常のお手入れ次第で大きく変わります。ほんの少しの工夫で数年単位で長持ちし、結果的に買い替えコストや電気代の節約につながります。

ここでは、プロの視点から家電を長持ちさせるためのお手入れ方法を解説します。ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。

1. 冷蔵庫を長持ちさせるお手入れ方法

冷蔵庫は24時間365日休むことなく稼働し続ける家電であり、電気代にも直結する存在です。正しい使い方とお手入れを心がけることで、寿命を大きく延ばすことができます。

✅ ポイント1:詰め込みすぎない

冷蔵庫の庫内に食品をぎゅうぎゅうに詰め込むと、冷気の流れが滞り温度ムラが発生します。その結果モーターに余計な負荷がかかり、冷却効率の低下や電気代の増加につながります。庫内は常に7割程度の収納を目安にし、冷気がスムーズに循環する環境を整えることが、冷蔵庫を長持ちさせる基本です。

✅ ポイント2:背面と下部の掃除

冷蔵庫の背面や下部には放熱用のパネルやファンが配置されています。ここにホコリがたまると放熱効率が下がり、モーターに負担がかかりやすくなります。年に数回、掃除機やブラシでホコリを除去するだけで冷却効率を維持でき、結果的に寿命を延ばすことにつながります。

✅ ポイント3:ドアパッキンのチェック

冷蔵庫のドアパッキンが汚れていたり劣化していると、冷気が漏れ出して庫内温度が不安定になります。これは電気代の無駄につながるだけでなく、食品の保存性にも影響します。中性洗剤で汚れを拭き取り、定期的に隙間がないかを確認しておくことが重要です。

2. 洗濯機を長持ちさせるお手入れ方法

洗濯機は水や洗剤を使うため湿気がこもりやすく、カビや汚れが発生しやすい家電です。日々の工夫で寿命を延ばし、快適に使い続けることができます。

✅ ポイント1:洗濯槽クリーナーで定期洗浄

洗濯槽の内側は見えにくいため、気づかないうちに洗剤カスや黒カビがたまります。特にドラム式洗濯機は湿気がこもりやすく、カビの温床になりやすい構造です。月に1回を目安に市販の洗濯槽クリーナーで徹底洗浄を行うことで、臭いや菌の繁殖を防ぎ、洗濯機の寿命を延ばすことができます。

✅ ポイント2:使用後は扉を開けて乾燥

洗濯が終わったあと、扉を閉めっぱなしにすると湿気がこもり、カビや嫌な臭いの原因となります。使用後は扉や洗剤投入口を開けて換気し、内部を乾燥させる習慣をつけましょう。ちょっとした心がけで、洗濯機を長く清潔に使うことができます。

✅ ポイント3:フィルター掃除

糸くずフィルターや乾燥フィルターは汚れがたまりやすく、そのまま放置すると排水不良や乾燥効率の低下を招きます。故障のリスクを防ぐためにも、使用のたびに掃除することをおすすめします。フィルター掃除は洗濯機を長持ちさせる最も簡単かつ効果的なメンテナンスです。

3. エアコンを長持ちさせるお手入れ方法

エアコンは冷暖房効率や電気代に直結する家電です。定期的なメンテナンスを行うかどうかで、寿命が数年単位で変わるといっても過言ではありません。

✅ ポイント1:フィルター清掃

フィルターにホコリがたまると風量が低下し、冷暖房効率が大幅に落ちます。さらに部品に余計な負荷がかかり、故障や電気代の増加を招きます。2週間に1度を目安に掃除機でホコリを吸い取り、快適な風量を維持しましょう。

✅ ポイント2:室外機周りの確認

エアコンの室外機は熱を放出する重要な役割を担っています。周囲に物を置いたり、草木で塞がれていると放熱効率が落ち、コンプレッサーへの負担が増します。最低でも50cm以上のスペースを確保し、周囲を常に清潔に保つことが長寿命化のポイントです。

✅ ポイント3:シーズン前後の点検

冷房や暖房を使う前に試運転をして、異音や異臭がないかをチェックしましょう。早めに異常に気づくことで大きな故障を防げます。さらに必要に応じて専門業者に内部洗浄を依頼することで効率が改善し、エアコンをより長く使うことが可能です。

4. 電子レンジ・オーブンを長持ちさせるお手入れ方法

電子レンジやオーブンは毎日の調理で使うため汚れが残りやすい家電です。庫内を清潔に保つことで寿命を大きく伸ばすことができます。

✅ ポイント1:使用後すぐに拭く

加熱中に飛び散った油や食品カスをそのまま放置すると、焦げ付きや臭いの原因となり、部品の劣化を早めます。使用後にすぐ水拭きする習慣を持つことで、常に清潔を維持し、電子レンジを長持ちさせられます。

✅ ポイント2:ターンテーブルやプレートの掃除

ガラスプレートやターンテーブルの汚れは加熱ムラを引き起こします。取り外して定期的に丸洗いすることで調理効率が高まり、故障リスクも低減できます。見えやすい部分だけでなく、取り外せる部品もきちんと掃除することが大切です。

✅ ポイント3:扉のパッキンと隙間清掃

電子レンジの扉周りに汚れがたまると、密閉性が低下して加熱効率が落ちます。中性洗剤を使って扉や隙間を定期的に清掃することで、安全性と効率を保ち、安心して長期間使うことができます。

電子レンジを掃除している女性

5. 掃除機を長持ちさせるお手入れ方法

掃除機はホコリやゴミを吸い込むため、日常的なメンテナンスが寿命を大きく左右します。

✅ ポイント1:ダストボックスのこまめな清掃

ダストボックスにゴミをためすぎると吸引力が低下し、モーターに過度な負担がかかります。紙パック式は7割程度で交換、サイクロン式は使用のたびにゴミを捨てるのが理想的です。こまめに清掃することで、吸引力を維持し寿命を延ばせます。

✅ ポイント2:フィルター洗浄

フィルターがホコリで目詰まりするとモーターが焼ける原因となります。水洗い可能なフィルターは月に1回程度洗浄し、完全に乾燥させてから戻すことが大切です。小さな習慣が掃除機の長寿命化につながります。

✅ ポイント3:回転ブラシの手入れ

回転ブラシには髪の毛や糸が絡まりやすく、そのままにすると動きが悪くなります。定期的にハサミで取り除くことで、吸引効率をキープし故障も防げます。掃除機を長く使うには欠かせないお手入れです。

6. 家電を長持ちさせる共通ポイント

すべての家電に共通するメンテナンスの基本も押さえておきましょう。

取扱説明書の確認:メーカーごとの推奨清掃方法や点検時期を守ることで、最適なメンテナンスが可能です。

ホコリの除去:冷蔵庫やエアコンの背面など、ホコリがたまりやすい部分を定期的に掃除することが故障防止につながります。

コンセント周りの清掃:プラグにたまったホコリは火災の原因になることもあります。定期的に拭き取り、安全を確保しましょう。

無理な使い方をしない:容量オーバーや長時間連続運転は故障を早める原因です。推奨の使い方を守ることが大切です。

まとめ

家電は「使い方」と「お手入れ」で寿命が大きく変わります。

  • 冷蔵庫は背面の掃除とドアパッキンの点検

  • 洗濯機は洗濯槽クリーナーとフィルター清掃

  • エアコンはフィルター掃除と室外機チェック

  • 電子レンジは使用後の拭き掃除と扉パッキンの清掃

  • 掃除機はダストボックスとフィルター、ブラシの手入れ

これらを意識することで家電は数年単位で長持ちし、電気代や買い替えコストを大きく削減できます。

JTTグループは、関西(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県)と中部(三重県・静岡県・愛知県・岐阜県)を中心に、大手家電量販店 ヤマダデンキの専属パートナー として、家電配送設置・エアコン取付・リフォーム事業を展開しています。

家電やリフォームをお考えの方は、ぜひ安心してご利用いただけるヤマダデンキの最新キャンペーン情報はこちらをご覧ください。

  1. ホーム
  2. ブログ
  3. 【豆知識】家電が長持ちするお手入れ方法 ~プロが教える賢いメンテナンス術~