電気工事の資格勉強をしている方、これから技能を身につけて働きたい方に向けて、
JTTグループでは 「現場で役立つ電気工事士の学び」 を発信しています。
今月より毎週3問の試験対策問題を掲載していきたいと思います。
電気工事の基礎力 + 現場で実際に使う知識 をまとめて身につけましょう。
📘【第1回】筆記対策・3問(ランダム出題)
- 屋内配線で、スイッチ部分に使用されることが多いケーブルはどれか?
1.VVF(平形ビニル絶縁ビニルシースケーブル)
2.VVR(丸形ビニル絶縁ビニルシースケーブル)
3.EM-EEF(エコケーブル)
4.CV(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)
-
正解:① VVF
解説:
家庭内のスイッチ・照明・コンセントの基本配線は、もっとも一般的な VVFケーブル が使用されます。扱いやすく、住宅施工の大半で登場するため、試験でも頻出。
JTTグループでも、エアコン取付・照明工事・内装工事などで最も触れるケーブルのひとつです。
- 分電盤の主開閉器の定格電流として正しいのはどれか?
1.実際に使用する電流値の半分
2.必要負荷電流より小さい値
3.必要負荷電流と同じ、またはそれ以上
4.どの値でもよい
-
正解:③ 必要負荷電流と同じ、またはそれ以上
解説:
主開閉器は家全体を守る“最初のブレーカー”。
端子・ケーブル・回路が耐えられる以上の電流を流さないようにするため、
必要負荷電流 ≦ 主開閉器の定格電流 が鉄則です。
現場でも「ブレーカー落ち」「誤った容量選定」はトラブルの原因になるため、
新人スタッフがまず覚える重要ポイントです。
- アース(接地)の目的として正しいものはどれか?
1.機器の動作速度を上げるため
2.電気の損失を減らすため
3.感電や漏電による危険を防止するため
4.電気料金を下げるため
-
正解:③ 感電や漏電による危険防止
解説:
接地は、万が一漏電した際に電気を大地へ逃がし、
感電・火災・誤作動を防ぐために必須の安全対策です。
JTTグループでも、エアコン専用回路やキッチン周りの工事で
「アースを正しく取れているか」は必ずチェックします。
現場に強い技術者を目指すなら、基礎として確実に理解しておきたい分野です。
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