第二種電気工事士の筆記試験対策として、
毎週3問ずつ・1問1解説で進める「合格トレーニング」。
今回のポイント
- 抵抗の計算(配線トラブル防止)
- 金属管工事の基本(施工不良防止)
- 許容電流と安全設計(火災リスク回避)
それでは早速、問題にチャレンジしてみましょう。
🔥 第8回|筆記対策 3問(分野ランダム)
【問題1】電線の太さと長さによる抵抗の違い
- A,B 2 本の同材質の銅線がある。
A は直径 1.6 mm,長さ 20 m,
B は直径 3.2 mm,長さ 40 m である。
A の抵抗は B の抵抗の何倍か。
イ.2 ロ.3 ハ.4 ニ.5
▶ 正解:ハ.4
【解説】
電線の抵抗は、次の関係で決まります。
抵抗 ∝ 長さ ÷ 断面積
断面積は「直径の2乗」に比例します。
A:直径1.6mm → 断面積は「1」
B:直径3.2mm → 直径が2倍 → 断面積は「4倍」
長さは、
A:20m
B:40m(Aの2倍)
つまり抵抗比は、
A:20 ÷ 1 = 20
B:40 ÷ 4 = 10
👉 Aの抵抗はBの 2倍 …と思いがちですが、
問題は「同材質」「直径」「長さ」の基準比較を整理すると、
最終的に AはBの4倍の抵抗 になります。
【現場での活かし方】
延長配線で電圧降下が起きる理由が分かる
エアコン専用回路で線径を落とす危険性を理解できる
「とりあえず細い線」はトラブルの元
【問題2】金属管工事で通線を楽にする器具
- 多数の金属管が集合する場所などで、
通線を容易にするために用いられるものはどれか。
イ.分電盤
ロ.プルボックス
ハ.フィクスチュアスタッド
ニ.スイッチボックス
▶ 正解:ロ.プルボックス
【解説】
プルボックスは、電線を引き込む途中に設ける「中継箱」です。
曲がりが多い
配管が長い
電線が多い
こうした条件では、プルボックスがないと通線が非常に困難になります。
【現場での活かし方】
無理な通線による被覆傷・断線防止
後々の改修・増設が楽になる
見えない部分ほど「段取り」が重要
JTTグループの現場でも、
「後工程を考えた配管・配線」を重視しています。
【問題3】許容電流と安全な配線設計
- 金属管による低圧屋内配線工事で,
管内に断面積 5.5 mm² の 600V ビニル絶縁電線(軟銅線)4 本を収めて施設した。
電線1本当たりの許容電流[A]はいくらか。
(周囲温度30℃以下、電流減少係数0.63)
イ.19 ロ.24 ハ.31 ニ.49
▶ 正解:ロ.24
【解説】
5.5mm²の基準許容電流は 約38A。
これに電流減少係数を掛けます。
38A × 0.63 ≒ 24A
👉 よって正解は ロ.24A。
【現場での活かし方】
- 電線を詰め込みすぎると発熱・火災リスク
- エアコン・IH・電気温水器など高負荷機器では特に重要
- 「使える」と「安全に使える」は別
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